奨学金コラム

奨学金の継続願いの書き方と例文

奨学金の支給を受けた後、大半では継続願いを出すことになります。その際、「1年間の学生生活の状況」を記載する必要があります。

ここには、たとえば、課外における活動の参加(クラブ活動やサークル活動)や、 ボランティア等の社会参加などについて書くと良いでしょう。下記にいくつかの例文を掲載致しますので参考にしてみて下さい。一つの活動で字数が足りない場合は、いくつか組み合わせる事で、字数を調整しましょう。

 

■部活動

私は、○○大学の○○○部に所属し、一ヶ月間でおよそ10日ほど活動に参加しており、平日の夕方以降に約○時間、さらに、休日の昼間に約○時間の練習を積んでいます。現在は、今年の○月に行われる○○大会へ向けて、私を含めた部員全員で協力して取り組んでいるところです。

■同好会/サークル活動

私は、大学内の映画同好会に参加しています。これまでに、劇場を借りて海外作品を上映するなど様々な企画をしています。

■学校行事の委員会活動

私は、今年の○月に開催予定の大学の学園祭の実行委員会に所属しており、現在、○○○○という仕事に取り組んでいます。

私は、昨年の文化祭で○○○○をテーマにした展覧会を企画・実行しました。そのために、友人と3ヶ月間にわたる準備に取り組みました。

■留学

昨年はアメリカへの短期留学のための準備に時間をかけ、夏休み期間を利用して〇〇大学へ留学しました。帰国後も英語の勉強を続けています。

今年の9月にオーストラリアへ留学する予定があるため、英語の勉強に取り組みながら、インターネット等を利用して現地の情報を集めているところです。

■ボランティア

私は、○○○というボランティア団体に所属し、学校から帰宅した後の小学生と遊んだり、勉強を教えたりするボランティアを行っています。遊ぶ際は、主に屋外で遊び、ともに体を動かすことが多いです。また、勉強を教える際は、主に宿題の面倒を見ています。

■勉学

大学の友人達と一緒に、自主的に英語の勉強に積極的に取り組んでいます。洋画を字幕無しで見ることを目標に、楽しみながら取り組んでいます。

 

貸付型奨学金で気をつけたいこと

貸付型の利子付きの奨学金は、比較的、簡単に借りられるという点でメリットがありますが、以下のデメリットにも目を向けましょう。それは、借りた金額よりも、返済する金額のほうが、かなり多くなるということです。この増加分の金額をきちんと把握することが大事になります。変動要因は「貸与利率」です。たとえば、大学生が2017年4月~2021年3月までの4年間で、月額10万円を、貸与利率1.0%で借りたと仮定します。借りた総額は、480万円です。
この場合の返済額を、日本学生支援機構のHPから行える、返済シミュレーションにて計算してみましょう。20年間かけて、総額およそ532万円を返済しなければならないという結果になります。つまり、およそ52万も、返済額が多くなります。

返済額を自動計算できるツール  ⇒  返済シミュレーション

上記の計算は、利率1.0%で行いましたが、もちろん、利率が上がれば、総返済額は、もっと上がります。
したがって、奨学金を、利子付で借りようとしている方は、借りる額だけでなく、利率にも注意しましょう。

たとえば、日本学生支援機構の第二種奨学金の利率は、上限3.0%と規定されています。
利率は変動しますので、詳細は、日本学生支援機構のHPや、大学などの窓口で確認しましょう。

日本の奨学金の現状

日本においては文部科学省所管の特殊法人である「日本育英会」が主体となって奨学金事業を行っており、民間団体や地方自治体が独自に行う奨学金事業を含めて総額約1.3兆円ほどです。これは単純比較でアメリカの8分の1ほどの事業規模となっています。また上記の奨学金は高校生で全学生の約2.5%、大学生で約16.5%、全体で約8.9%の割合で給付されており、これはアメリカの約7分の1、オーストラリアの約11分の1であり、先進国中間違いなく最低の水準です。

また量的な面だけではなく質的な面からも見てみると、学生生活費(学費と生活費の合計)の平均は、国立大学で約154万円かかるのに対し、それに対する育英会の貸与は54万円に過ぎません。これは学生生活費のわずか3分の1程度であり、さらに私立大学においては同207万円の学生生活費に対し、わずか67万円の貸与額(約32%)に落ち込みます。大学全体の平均をとってみても、前者が約194万円かかるのに対し、後者の貸与額はわずか約61万円(約31%)に過ぎません。これでは生活費どころか学費すら満足に賄うことができず、学生は在学中もアルバイトに明け暮れるか、もしくは就学以前の段階で進学をあきらめてしまうかのどちらかを選択する以外は難しい状況です。後者の仮説を裏付けるものとして「家計調査報告」より、所得別に5つに分類した最も低所得なグループと最も高所得なグループの比較を行ってみると、可処分所得に占める教育費の割合にして高所得者層は低所得者層の約2.5倍強、実数にして約6倍ものお金を拠出しているというデータが得られました。このことより低所得者層出身者の相当数が経済的な理由により自身の望む教育を受けることが出来ずに、半ば強制的に社会参加を迫られているという実態が浮かび上がってきます。これは大変に由々しき問題であり、早急に奨学金の量および質を改善することが求められていると思います。

SCHOLではこの課題解決のために事業を展開してまいります。

家庭事情別の申請書の例文

今回は最近で最も問い合わせの多かった奨学金の申請のときに記載する家庭事情の例文をいくつかご紹介します。

例文1:家庭の収入が少ない

 私が奨学金を申請する理由は、家庭の収入が少ないためです。具体的には、父と母の年収を合わせても、およそ300万ほどしかありません。しかし、私の大学の学費は、入学金「約30万円」に加え、年間の学費「約50万円」が必要です。また、教材費や研究活動費にも年間「約10万円」が必要です。このままでは、とても支払えそうにありません。そこで、申請する額の奨学金をお借りしたいと考えます。

例文2:アルバイトする余裕がない

 私が奨学金を申請する理由は、年間で約50万円必要となる学費を私自身で稼ぐことが難しいからです。私の学部では1年時より、卒業に必須の講義ばかりを受ける必要があり、平日は毎日、授業に出席しなければなりません。そして、夜間や休日は、予習と復習に力を入れなければ講義についていけない状況です。従って、アルバイトをする時間的余裕がありません。そこで貴機構の奨学金をお借りし、学費に充てたく存じます。

例文3:親が病気を患っている

 昨年、私の母は胃がんと診断され手術を行いました。現在は、化学療法のため通院治療していますが、病気が原因で母は職場を退職せざるをえませんでした。これによって、家庭の収入は以前と比べて3割ほど減少し、さらに治療費は大きな負担となっています。このような家庭の経済状況の悪化により、学費を支払う十分な経済的余裕がありませんので、貴機構の奨学金をお借りし、学費を支払いたいと考えています。

例文4:夢を実現したいが厳しい状況にある

 私は将来、看護師になりたいと考えていますが、実家から通える範囲に学校がありませんでしたので、一人暮らしをしながら現在の学校に通学しています。しかし、私の家庭は母子家庭です。公的な援助を受けているものの、母の収入をあわせても、学費や教材費を捻出するのは大変厳しい状況です。なるべく母親に負担をかけたくありませんので、貴機構の奨学金をお借りし、学費を支払いたいと考えています。

例文5:父親がリストラに

 私の父は昨年リストラされ、現在も求職活動を続けていますが、55歳と高齢のため、再就職先がなかなか決まりません。母はパートに出るようになりましたが、家族の生活を支えるので精一杯の状況です。学費の免除を大学に申請していますが、認められる人数には限りがあるため、将来への見通しが暗い状態です。貴機構のほかに頼る先がありませんので、どうか奨学金をお貸しして頂けるようお願いいたします。

例文6:教材費用や通学費用が多額

 私の両親は離婚しているため、現在、父親と2人で暮らしていますが、父親の収入が少ないため、生活に余裕がありません。そのため、大学に対して入学金と学費の免除の申請をしたところ、全額免除にはなりましたが、それでも教材費や通学費用などで年間30万円ほどかかります。しかし、4年間合計すると大きな出費になりますので、安心して学業に専念するためにできれば支援を受けたいと思い、応募いたしました。

例文7:実習費用や研究費用が多額

 私は実家から離れて、親からの仕送りを受けて大学に通っていますが、両親からの仕送りは、授業料以外には生活費として月3万円と、それだけで生活するには厳しい額です。大学生活中はアルバイトを始めて生活費を補うつもりですが、今後、実習や研究活動で忙しくなるため、長期に続けられるものではありません。実習で使う物品の費用や、研究活動費などを補うため、ぜひ奨学金をお借りしたいと考えています。

例文8:留学したいが家計に余裕が無い

 私が奨学金を希望する理由は、家計の余裕が十分でないためです。特に、現在わたしの両親は、住宅ローンの返済や、姉の大学の学費のため、貯蓄を切り崩して家計のやりくりをしている状況ですので、私の進学で親に金銭的な負担をかけたくないと考えています。さらに、語学の勉強のため、在学中に欧米へ留学することを考えていますが、費用がかかるため、奨学金により実現したいとも考えています。

例文9:進級するとアルバイトができなくなる

 私の実家は北海道で、親からの仕送りを受けて大学に通っています。しかし、両親からの仕送りは少なく、生活費として使える分は月3万円と、学業に専念するには厳しい額です。大学生活中はアルバイトを始めて生活費を稼ぐつもりですが、2年や3年になると、実習や研究活動、就職活動で忙しくなりますので、アルバイトができなくなる時期があります。そこで、奨学金を借り、学費として用いたいと考えています。

奨学金について

世の中には、学生生活をサポートする様々なシステムがあります。そのうちのひとつが「奨学金」です。奨学金は、入学金や授業料など、学校に通うのに必要な費用を支給してもらえる制度です。また留学などさらなる学びの機会の費用も支給してもらえます。日本だけでも50万件以上の種類の様々な奨学金が存在します。

奨学金は返済のあるなしで2種類に分けられます。もらえるタイプと、借金するタイプの2種類です。それぞれ「給付型」と「貸与型」と呼ばれます。貸与型はさらに、利子があるタイプ(有利子)と、利子のないタイプ(無利子)に分けられます。

奨学金は、経済的に恵まれない人を助ける目的/学業などが優秀な人を応援する目的で支給されます。そして、目的と予算に合わせて、採用人数や、学力・家計状況・人物などの選考基準が定められています。一般的には「給付型」よりも「貸与型」の方が選考基準がゆるやかになっています貸与型は、基本的には、受給したら卒業後に返済しなければいけません。返済期間は決まっていて、滞納すると、返済を迫られたり、強制的に取り立てられたりします。

世界的に見て、日本は、大学などの高等教育に投入している税金が少ないと言われてます(2013年のOECD調査)。そのため、国公立大学ですら学費が増加し続けています。しかし、高額な学費をかんたんに支払える家庭は多くありません。そのため、約50%の大学生が、なんらかの奨学金を受給しています(平成26年度の独立行政法人日本学生支援機構による調査)。高額な学費を支払うため、貸与型の奨学金を受給している学生の借入総額は、平均で313万円にもなっています(2015年の中央労福協の調査)。中には、500万円を超える借り入れをしている学生もいます。社会人のスタートとともに多額の借金を抱えることで、「結婚」の費用をなかなか貯められない若者が増えています。さらに、多額の借金は、「出産できる子供の数」、「子育てにかけられる費用」などにも大きな影響を及ぼしています。このような奨学金事情を受けて、政府や文部科学省は、大学生向けに、公的な「給付型奨学金」の創設を計画しています。また、低所得世帯のために、2017年度から、無利子の貸与型奨学金の枠を広げ、だれもが奨学金を借りられるようにもなります。

まずはこのサイト「SCHOL(スカラ)」で自分の応募できる奨学金を探してみてください。

 

 

奨学金申請理由書の経済状況/家庭事情の書き方

今から奨学金を申請する人に向けて、奨学金を申請するときの理由の書き方を紹介します。基本的には、「学費が足りないこと」が主要因ですのでアピールします。一人暮らしであれば、「生活費が足りないこと」もアピールしてもいいでしょう。書くときは、下にリストアップした代表的な申請理由を、いくつか選んで組み合わせて、家庭事情として書くことができます。

 

■家庭の収入が少ない,減少傾向である

『家庭の年収が、◯◯◯万と少なく、家庭の出費全体に占める教育費の負担が大きい』あるいは『年々、家庭の収入が少なくなってきており、家庭の出費全体に占める教育費の負担がどんどん大きくなってきている』という内容を書きます。

■両親は共働きだったが、どちらかが働けなくなった

『両親のどちらかが解雇かいこされ、当分の間、収入が増やせる見込みがない』、
『母が長期の療養りょうようを必要とする病気を患ってしまい、両親は共働きをすることができなくなってしまい、当分の間、収入を増やせる見込みがない』、あるいは、
『母が祖父母の介護のため、会社を退社してしまい、両親は共働きをすることができなくなってしまい、当分の間、収入を増やせる見込みがない』という内容等を書きます。

■親が借金を抱えている

『親が、借金の返済に追われているため、家計が苦しい』という内容等を書きます。

■兄弟が多い

『兄弟が3人いるため、家計全体に占める教育費の割合が大きく負担になっている』という内容等を書きます。

■一人暮らしである

『親元を離れて暮らしているので、家賃、食費、光熱費などの支払い金額が毎月◯◯万円もかかる』という内容等を書きます。

■仕送りが少ないこと

『親からの仕送りが月3万円と少なく、生活にぎりぎりであるため、学費に回せる金額が少ない』という内容等を書きます。

■親からの援助がない

『親からの援助が全くないため、自分で学費を払う必要があるが、学業に専念したいので、奨学金が必要である』という内容等を書きます。

■アルバイトをする余裕がない

『資格試験に挑むため、学業に専念する必要があり、アルバイトをする時間的な余裕がない』、『講義が一日中あり、予習復習に時間を取られるため、アルバイトをすると学業がおろそかになる』という内容等を書きます。

■親に負担をかけたくない

『親に金銭的な負担をかけたくない』という内容等を書きます。

■教材費用や通学費用がかかる

『教材費用や通学費用などで年間30万円ほどかかり、4年間合計すると大きな出費になる』という内容等を書きます。

 

リストアップしたもの全てに共通しますが、「年収」、「仕送りの金額」、「家賃」など、金額がわかっているものについては、具体的な金額を書くと説得力が上がります。