奨学金について

世の中には、学生生活をサポートする様々なシステムがあります。そのうちのひとつが「奨学金」です。奨学金は、入学金や授業料など、学校に通うのに必要な費用を支給してもらえる制度です。また留学などさらなる学びの機会の費用も支給してもらえます。日本だけでも50万件以上の種類の様々な奨学金が存在します。

奨学金は返済のあるなしで2種類に分けられます。もらえるタイプと、借金するタイプの2種類です。それぞれ「給付型」と「貸与型」と呼ばれます。貸与型はさらに、利子があるタイプ(有利子)と、利子のないタイプ(無利子)に分けられます。

奨学金は、経済的に恵まれない人を助ける目的/学業などが優秀な人を応援する目的で支給されます。そして、目的と予算に合わせて、採用人数や、学力・家計状況・人物などの選考基準が定められています。一般的には「給付型」よりも「貸与型」の方が選考基準がゆるやかになっています貸与型は、基本的には、受給したら卒業後に返済しなければいけません。返済期間は決まっていて、滞納すると、返済を迫られたり、強制的に取り立てられたりします。

世界的に見て、日本は、大学などの高等教育に投入している税金が少ないと言われてます(2013年のOECD調査)。そのため、国公立大学ですら学費が増加し続けています。しかし、高額な学費をかんたんに支払える家庭は多くありません。そのため、約50%の大学生が、なんらかの奨学金を受給しています(平成26年度の独立行政法人日本学生支援機構による調査)。高額な学費を支払うため、貸与型の奨学金を受給している学生の借入総額は、平均で313万円にもなっています(2015年の中央労福協の調査)。中には、500万円を超える借り入れをしている学生もいます。社会人のスタートとともに多額の借金を抱えることで、「結婚」の費用をなかなか貯められない若者が増えています。さらに、多額の借金は、「出産できる子供の数」、「子育てにかけられる費用」などにも大きな影響を及ぼしています。このような奨学金事情を受けて、政府や文部科学省は、大学生向けに、公的な「給付型奨学金」の創設を計画しています。また、低所得世帯のために、2017年度から、無利子の貸与型奨学金の枠を広げ、だれもが奨学金を借りられるようにもなります。

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