奨学金への返済がむずかしくなった時、ほとんどの奨学金に救済制度があります。
「毎月の返済を半額にする」あるいは「一定期間返済を待ってもらう」など様々な制度があります。
前者は「減額返還」、後者は「返還期限の猶予」と呼ばれています。
条件は、在学中であること、あるいは、災害、けが、貧困、失業などです。
大体の場合、延滞する前であれば、手続きをして、救済してもらえます。
それぞれ、審査がありますが、それほど厳しいものではありません。
大事なことは、返還が難しくなってから相談するのではなく、難しくなりそうだと思ったら、
とりあえず相談することです。ただあくまで返還猶予であり、返還免除になることはほとんど
ないのでご留意下さい。
例えば日本学生支援機構の奨学金に関しては、返還が難しくなった場合には、適用条件は
ありますが主に下記のようなイメージの救済制度があります。
1.返還期限猶予
返済を待ってもらう制度。
適用期間:最長10年間
適用条件:年収300万円以下
2.減額返還
返済月額を1/2、または1/3に減額してもらう制度。
適用期間:最長15年間
適用条件:年収325万円以下
詳しくは下記の日本学生支援機構のHPをご確認下さい。
https://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan_konnan/index.html